はじめまして、安藤新之助です。子供 2 人の父であり、妻と 4 人で幸せに暮らしています。
私は現在、愛知県名古屋市を拠点に実践不動産投資家兼コ ンサルタントとして活動しています。
順風満帆な人生と思われることもありますが、いまに至るまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。
突然ですが、私自身の個人的な話をさせてください。
15 年前の ある夜のこと、私は激しい胃の痛みと不安のため、体中がガタガタ震えていました。
もう無理、限界、気が狂いそうだ。
私は高校卒業後、建築現場の職人、IT 関連メーカーを経て、
業界最大手のハウスメーカーに約 13 年間勤務していました。
ハウスメーカー時代はアフターサービスの部署に在籍し、クレーム産業と言われる住宅業界の第一線で、年間 1200 件を超える建物メンテナンスやクレームを解決しながら、いつかは体が壊れてしまうのではないかというほど、身を削る想いで必死に働いていました。
でも、そのころの年収は同年代 の平均以下・・・。
これから 5 年後 10 年後の、このままの生活を想像して失望感を感じるようになると、
すぐに胃がキリキリ痛み始めました。
やがてその痛みは全身を丸ごと襲うようになり、心臓が止まるかと思うほどでした。
だんだんプレッシャーがきつくなり、まるで誰かが首の上に座っているようにも感じました。
首が重くて顔を上げられません。感じるのは自分の手のひらがじっとり汗ばんでいることだけ。
それなのに、この先のこと考えると寒気もしてきました。
でも、こんな状態になりながら、その夜のことは家族には一切明かすことはなかったのです。
こんなことを聞いても、大したことではないとあなたは思うかもしれませんが、私にとっては一大事でした。
実は 20 代で転落人生を一度経験していたこともあり、30 代に入ってようやく安定した大企業への転職を手にしたにもかかわらず、過去の苦い経験から、将来の不安をぬぐい切れずにいたのです。
しかも、マイホームを購入したばかりの私は、この先、私に何かがあって大切な妻と 子供を路頭に迷わすわけにはいかないと焦るようにもなっていました。さらには、それまで気にもしなかった年金制度に対する将来的な不安まで重荷に感じるようになっていたのです。
こんな弱気になることは過去にもあったのですが、今回は今までと違うような気がしました。
さすがに、もうダメです。もう我慢の限界です。
自分の年齢と家族のことを考えれば考えるほど、もう、完全にギブアップです・・・。
私はそう思っていました。そうです、不動産投資に出会うまでは……